jQuery 2.1.1 で attr() を使って checked を操作するときの動き

上記から、仕様が何度も変更されていることが分かります。開発チームの苦悩を感じます。 特に1.5.2～1.6.2は4世代連続で仕様が変更されています。

1.5.2までは完全にプロパティの操作しかしておらず、「attr("checked")」で返す値も属性値は完全に無視していました。 1.6.0からprop()が新設され、属性の操作とプロパティの操作を分離しようとする意思は汲み取れますが、 「過去のバージョンとの互換性の維持」と「純粋な属性操作」のどちらをとるかで迷走していたように思えます。

大きな傾向としてバージョンが新しくなるにつれ、プロパティの操作から属性操作の方向に 向かおうとしているように見えます。 特に1.9.0以降はプロパティの操作を完全に止めたため、チェックの操作ができなくなったようです。

とにかく、attr()を使用する際にはバージョンによって動きがかなり異なるということを意識するようにしましょう。

※Chrome38で調査。このページはバージョンを一つ一つ手作業で確認しながら情報を書き留めました。 もしかしたら確認ミス等があるかもしれません。事実と異なる点を見つけた際にはその部分を教えていただきたいです。よろしくお願いします。